

新治針灸院 塚本 三之丞
人間のからだは、六十兆個余の細胞から成り立っている
世界の総人口は約六十五億人といわれているいるから、世界の総人口の千倍もの細胞が一人の人間のからだを構成していることになる。
その細胞のひとつひとつに遺伝子が組み込まれており、そのひとつの遺伝子には百科事典何冊分もの遺伝情報が入っている。考えただけでもわくわくしてくる。
そんな私たちのからだも、はじめは一個の受精卵からスタートする。
遺伝子は細胞のなかではたらく。そのもっとも大切なはたらきは、一つの細胞が分裂して二つになること。細胞の増殖をコントロールすることである。
その遺伝子のはたらきをさぐる手立てとしてあるまとまった細胞の種類に注目して研究している学者達がいる。
それは、血管についてだが、血管の特徴は、細胞があつまってパイプのような管をつくり血液をながすこと。
このパイプをつくっているのが一層の内皮細胞で、この内皮細胞のまわりには血圧を保つために活躍している平滑筋細胞がある。
これら二つの細胞を調べ、さらに血管にくっつきパイプを越えて出入りする血球に注目して、その働きを研究したといわれている。
血管で一番大切な内皮細胞の増殖をコントロールする因子は、血管のまわりにあって酸素や栄養分のたりなくなった細胞が放出するといわれている。血管がまわりの細胞との対話から出発していることがわかってきた。
こうした会話(クロストーク)を細胞どうしがおこないながら生命の維持活動をしている。
なんと生きてるとはすばらしいことか。
運動すると筋肉はたくさんの酸素を要求し血液をたくさん必要とする。
こうした場合の調節でも、運動する筋肉の細胞と血管の細胞との対話がなければ成り立たないことがわかってきたという。
いままでは、血管の細胞はまわりの細胞や神経に命令されたままに働くようにいわれていたが、現在では血管の細胞が、周囲の細胞と相互に作用しつつ、考えながら、行動していることがわかってきたという。
ちなみに人間の血管の総延長は十万キロにもなるという。
人間が生きていくために必要な血液、その血液のなかの白血球
そのひとつ、ひとつにも自律神経の受容体があり自律神経の支配をうけている
私達が前向きに考えれば細胞のひとつひとつにもその思いは伝わり、
思うような人生が開けてくるのではないか。
自分自身の細胞との対話があってはじめて自分の思いは通じる。
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