昨年、男性 2 名がフィリピンでの滞在中に犬に咬まれ、日本に帰国した後に狂犬病を発症し死亡しました。
狂犬病は日本で長い間発生がなかったため、その恐ろしさは風化しつつありましたが、改めてその危険性が再認識された事件だと思います。
狂犬病は現在でも一部の地域を除き世界中で発生し、年間約 5 万人が死亡している人畜共通感染症としてはもっとも恐ろしい病気のひとつです。また狂犬病は全ての哺乳類が感染し、これらの動物が正規のルート以外で
国内に侵入する可能性も十分考えられます。残念ながら、日本国内の狂犬病予防接種率は低下傾向にあり、仮に犬で発生が起きた場合、蔓延を阻止することができるかどうかはわかりません。
狂犬病は発症すると治療法はなく、100%死亡します。予防接種は愛犬を狂犬病から守るためだけではありません。これは人間社会全体の危機管理の問題です。 |